１２月になりました🎄
今年も早いもので残すところあと１カ月ですね
何かと気忙しい時期になりますので体調はもちろん、クリスマスや年末年始など楽しいイベントもたくさんありますね✨
お出かけの際なども気を付けてお過ごしください♪
さて、当社「М＆Ｉ」は様々な物の修理・修復をしている会社です
このブログでは修理のbefore⇔afterを掲載しながら分かりやすくご紹介しています
本日は２匹の「フィギュリン」の修理をご紹介します
フィギュリンとは
人間や動物などの陶磁器製の小型の像のことを言います
よく耳にする「フィギュア」は立体的な人形のことを指しており素材は樹脂やビニール製の物となります
修理前
こちらがお直しをするフィギュリンです↓↓↓
カエルさんとお猿さんです🐸🐵
破片の中にある赤い小さな粒がどこに付いていたものなのか
カエルの足がどのように修理されるのか
そして最も気になるのは仕上がりですよね？
ここから１つ１つの工程を分かりやすくご紹介してまいりますので最後まで是非ご覧下さい
まずはどんなものを使用して修理をするのかということです
陶磁器の修理の場合、主に２種類の技法がございます
「金継ぎ・プラチナ継ぎ」か「合成樹脂直し」です
仕上がりの見た目にも修理後の使用方法もそれぞれ違いがあります
修理方法についてはご依頼前にスタッフとご相談のうえ選択できます
このブログでも金継ぎ・プラチナ継ぎをご紹介していますので、ご興味のある方はご覧下さい
今回は置物ということもあり「合成樹脂直し」で修理を行います
合成樹脂直しとは
陶器や置物、お人形、観賞用美術品に合成樹脂を使用して直す修理法です
合成樹脂直し後の注意点
修理跡が分からないぐらいキレイにお直しできますが、普段使いの食器類の場合は合成の樹脂を使用しますので飲食での使用はできなくなります
作業内容
修理の工程は、まず破損箇所をお掃除することから始まります
埃や汚れ、油分など丁寧に取り除いていきます
陶器という性質上、破損した後も断面からポロポロと細かい破片が取れますよね
下地処理をしっかりすることで仕上がりは格段に変わります
次に破片を組み合わせていく作業にはいります
パーツの向きや角度をよく確認し仮止めをします
この時に空く隙間の幅や欠けによって埋める作業が必要な箇所を把握しておきます
そしてここから接着作業になります
破片の断面に隙間なく合成樹脂を付け接着します
この工程が１番ドキドキなんです💦
少しでも角度がズレると全体の違和感になるので気を抜けない工程です
緊張感と集中力を持続させ完璧に元の場所に接着していきます
大きく隙間が空いている部分には補修材を充填しお品物の形を損なわないように削る作業を何度も繰り返し行います
修理と聞くと、壊れた物を接着して完成というイメージをお持ちの方もいると思いますがＭ＆Ｉでは壊れる前に戻ったかのような完成度を目指して修理を行っていますのでここで終わりではありません
次は接着した部分の色を作り着色します
今回のフィギュリンは１色の色ではありませんので接着跡がより分からなくなるよう何色も作り着色します
最後はこのフィギュリンのツルツルとした全体の質感をあわせてようやく完成となります
では合成樹脂直しという技法とМ＆Ｉのこだわりのお直しの結果をどうぞご覧下さい↓↓↓
修理後
どこが割れていたんだっけ？！と、思っていただけたら嬉しいです✨
修理前の赤い小さな粒はお猿さんの台座に付いていたお花だったのですね！
合成樹脂直しという技法はいかがでしょうか？
このように修理跡が分からないぐらいキレイに仕上がりますよ
陶器類は少しの欠けでも放置することでどんどん傷みが広がります
見つけたらお早めに対処することをおすすめします
修理・修復なら『М＆Ｉ』
身の回りには、お気に入りのもの、限定品や高価なもの、思い出の詰まったもの、たくさんの大切なものがあると思います
しかしその大切な物が壊れてしまった時に、お直しを依頼しよう！という発想につながる方はまだまだ多くはありません
大切な物こそ壊れてしまっても処分することは簡単じゃないはずですよね？
壊れてしまった物も、その時の悲しい気持ちも、そのままにしないで下さい
このブログをご覧いただき壊れてしまっても再生できることを知っていただけたら嬉しいです
М＆Ｉは修理・修復のプロです
元通りに再現する技術はもちろん、ご依頼人様がМ＆Ｉに依頼して良かった！と笑顔になってくださるよう日々ご依頼品と向き合っています
当社へのお問い合わせは電話やメール、ＬＩＮＥをご用意しております
ご依頼を受ける前に十分なヒアリングを行い疑問や不安を無くすよう心掛けています
カテゴリーにもあるように幅広い素材に対応しており、宅配で送れるものでしたら全国どこからでもご依頼いただけますよ📦
大切なお品物をきれいにお直しをして思い出の続きを紡ぎませんか？
お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください
スタッフ一同、お待ちしております
