陶器の金継ぎと合成樹脂直し

こんにちはM&Iです!

カテゴリーをご覧いただくと分かる通り当社では様々な素材の修理を行っています。
一体、何が直せないの?と思うほどですが(笑)

今回は同じ陶器製品でも別々の修理方法でのお直しをご紹介します。
まずはこちらのレンゲです。

柄の部分が折れてしまっています。
そしてもう1つは急須です。
注ぎ口が欠けてしまっていますね。

≪修理の違い≫
レンゲ⇒合成樹脂直し⇒合成樹脂を用いて修理を行います。修理跡が分からないくらいキレイに仕上がります。
急須⇒金継ぎ⇒天然の漆を接着剤とし、純金分を撒きます。修理跡が金色になります。
≪修理後の取り扱い≫
合成樹脂直し⇒文字通り合成の樹脂なので飲食で使う食器の場合は従来通りのご使用はできなくなります。
金継ぎ⇒天然の素材を使用してお直しをするので修理後もお口を付けるような飲食での使用が可能です。

仕上がりをご覧ください↓↓↓


レンゲはどこが割れていたのか分からなくなりなしたね♪
急須は歴史を重ねた1品となりました。
当社の金継ぎは磨いて滑らかにしますのでとてもカッコ良く仕上がります!
金継ぎは400年続く伝統技法です。
壊れてしまっても金継ぎを施すことで芸術作品に生まれ変わらせるという考えが今日に受け継がれています。

今回のブログで同じ素材でも用途によって修理法が変わることを知っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!

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