【陶器修理】金継ぎとは?業者に依頼するなら

【陶器修理】金継ぎとは?業者に依頼するなら
陶器を長年愛用していると、避けて通れないのが破損です。一部が欠けたり、時には割れてしまったりすることもあります。

そんな時の修繕方法の一つに、日本古来の伝統技術である「金継ぎ」があります。

この記事では、金継ぎとは何かという基本的な内容をはじめ、その方法、自力で挑戦することの難易度について紹介します。

また全国対応で陶器修理のご依頼を承っている「M&I」についても紹介させていただきますので、ぜひご覧ください。

 
 

金継ぎとは?

金継ぎとは、壊れた陶器や磁器を漆と金粉を使って修復する日本の伝統技法です。割れ目や欠けた部分をただ隠すのではなく、金を用いることで美しく装飾し、美的価値を高めることができます。金継ぎによって修復された陶器は、その傷跡が強調されることで、かえって個性的になり独特の美しさを放ちます。

物を大切にする日本の文化や哲学、「侘び寂び(わびさび)」の精神を体現していて、今日では、海外でも高く評価されています。

金継ぎ修理は基本的にどのような陶器や磁器でも可能ですが、直火にかけて使用する土鍋のようなものは例外です。これら直火で使う陶器は、修理後も元のように高温に耐えることができないため、修理方法としては適していません。

 
 

陶器の金継ぎ修理の方法

陶器の金継ぎ修理の方法
陶器の金継ぎ修理の基本的な方法や手順を紹介します。

①破片の整理と仮組み
まずは割れたり欠けたりした破片を丁寧に集め、それらが元の位置に正確に合うように仮組みしてから接着させます。接着剤も漆が用いられ、漆は時間をかけて硬化します。

②隙間を埋めて研磨
接着した破片の間に隙間や段差がある場合、それらを埋めるためにパテや漆を混ぜたペーストを使用します。隙間や段差を埋めて乾燥させた後、表面が滑らかになるように研磨します。

③漆の塗布・金粉の散布
漆を修復部分に塗布し、乾く前に金粉を散布します。ブラシなどを使用して金粉を均一にし、漆にしっかりと固着すると、修復された部分が輝く金色の装飾になります。

 
 

陶器の金継ぎ修理の難易度

陶器の金継ぎ修理の難易度
「陶器の修理を自力でやりたい」「金継ぎに挑戦してみたい」という方も多いのではないでしょうか。

最近ではネットや動画などで、金継ぎ修理の方法などの情報が豊富にあり、初心者向けのキットも販売されています。そのため、基本的な手順や必要な材料を容易に知ることができ、自宅でのDIYが手軽に試みられるようになりました。

そのため金継ぎの難易度に関しては、以前に比べて大幅に下がっています。しかし、初めて修理に挑戦する場合には注意が必要で、情報やキットが揃っていても、実際に美しく、また機能的に修復を行うには、繊細な技術と経験が必要です。

初心者がいきなり完璧な修復を行うのは難しく、不慣れな場合には失敗する可能性もあり、大切な陶器をさらに傷つけてしまうリスクも伴います。

そのため、大切な陶器や価値が高い陶器の場合、自力での修理はお勧めしません。専門の業者に依頼することで、その経験と知識を活かした確かな修復が実現します。専門業者であれば、修理過程での細かな判断や技術的な処理が適切に行われ、最終的に陶器を元の美しさ、あるいはそれ以上の状態へと回復させることが可能です。

 
 

【陶器修理】金継ぎを業者に依頼するなら

【陶器修理】金継ぎを業者に依頼するなら
陶器修理を依頼できる業者をお探しであればぜひ「M&I」にお任せください。株式会社M&Iは、東京都世田谷区に店舗を構え、陶器修理から家具、美術工芸品、さらにはフローリングやサッシなどの建材の修理・再生・復元を幅広く手掛ける補修業者です。

特に陶器修理においては、MeissenやLLADRO、Royal Copenhagenなどの高価なブランド品から、北大路魯山人やLISA LARSONなどの著名な作家の作品まで、幅広い実績があります。

M&Iでは、本格金継ぎからクイック金継ぎまで、お客様のニーズに合わせた様々な方法での修復が可能で全国から修理のご依頼を受け付けております。

 
 

本格金継ぎ

本格金継ぎ
純粋な天然素材にこだわり、伝統的な手法による上質な修理を求める方におすすめです。純金や天然漆を使用し、時間をかけて繊細な作業を行うことで、壊れた陶器を芸術品へと昇華させます。

プラチナ継ぎも選択可能で、ヒビ部分は修理後、やや太く残ることがありますが、その痕跡もまた、陶器の新たな魅力になるでしょう。

【禁止行為】
・100度超の高温に15分以上晒す
・修理部位を強く擦る
・水浸し
・レンジや食洗機での使用
・漂白剤の使用

【料金】
9,000円~

【お預かり期間】
150日程度

 
 

クイック金継ぎ(簡易金継ぎ補修)

クイック金継ぎ(簡易金継ぎ補修)
クイック金継ぎは、合成樹脂を用いた短期間での修理サービスです。本格金継ぎに比べて仕上がりの上質さでは劣るものの、短時間で修復が可能ですので、急ぎの修理の場合に適しています。本格金継ぎ同様に、ヒビ部分は修理後、太く残ることがあります。

【禁止行為】
・ 100度超の高温に10分以上晒す
・修理部位を強く擦る
・水浸し
・レンジや食洗機での使用
・漂白剤の使用

【料金】
9,000円~

【お預かり期間】
20日程度

LINEで壊れた陶器の写真を送っていただくだけで、お見積り金額を提示するサービスも実施していますので、お気軽にご相談ください。

 
 

金継ぎで直したい陶器がある方へ

金継ぎで直したい陶器がある方へ
金継ぎは、壊れた陶器を美しく修復する日本の伝統技法です。漆と金を用いて、破損した陶器を芸術的価値のあるものへと蘇らせます。最近はネットや動画などで様々な情報に容易にアクセスでき、初心者向けキットも販売されているため、DIYの難易度も決して高くはありません。

しかし、思い入れのある陶器や価値のある陶器を扱う場合は、失敗のリスクを避けるために専門業者に依頼するのがおすすめです。

業者選びで迷われた際にはぜひ「M&I」 にお任せください。伝統的な金継ぎから現代的な修理方法まで、幅広いサービスを提供しており、郵送にて全国からのご依頼に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

 
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