リヤドロの人形の修繕

こんにちはM&Iです!

突然ですがリヤドロってご存知ですか?
1950年代にスペインで生まれた磁器製品です。
リヤドロ=磁器人形と言われるほど精巧で美しい造形美は世界中のファンを魅了しています。

今回はそのリヤドロの人形の修繕をご紹介したいと思います。


このように首の部分と手に持っていた本が折れてしまいました。
壊れてしまった断面です。

リヤドロの人形はツルツルした滑らかな質感のものに出会うことが多いと思いますが、こちらはマットな質感で個性的なフォルムもまた魅力的ですね。
このような場合の修繕方法は合成樹脂直しという技法を使います。
※合成樹脂直しとは※
置物やお人形、観賞用美術品など合成樹脂を使用して直す修理法となります。
修理の跡がわからないようにお直し可能ですが食器の場合、飲食での使用は基本的にできません。

afterがこちら↓↓↓


接着だけではなく色や質感も合わせて仕上げています。
本も手元に戻りましたね♪
改めてこのお人形の品の良さや美しさに時間を忘れそうになります。

壊れてしまっても簡単に手放すことはできません。
その手放すという考えを➡直すという方向に変えることができます。

M&Iでは思い出の詰まった大切なものに1つ1つ丁寧に向き合ってきた職人たちがいます。
お困りの際はどうぞお気軽にご相談くださいね。

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