INTERVIEW

お品への想いに涙を流す方もいました
心の深い場所に降りてく仕事なんだと実感しました

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あすかさん

お客様に「癒し」と「感動」を。

Q1. ここで働く前は、何をしていましたか。
美術大学でプロダクトデザインを学んだあと、WEBページの作成や雑貨の営業企画に携わったいました。
Q2. 補修・リペアという仕事があることを、何で知りましたか。
大学の卒業制作時、教授に椅子の修理工房に連れて行っていただき、そこで椅子の修理に関して知りました。
Q3. 応募する前、いちばん不安だったことは何ですか。
お客様宅での修理がうまくできるのか少し心配でした。
あと私が応募したときはメンバーが全員男性だったので、馴染めるかも少し心配でした。(現在は半数が女性です!)
Q4. それでも「ここにしよう」と決めた理由は何でしたか。
いくつか理由はあります。
・会社の雰囲気、メンバー感のやり取りや会話の感じがとても良かったから
・将来的に家具や雑貨を取り扱う店舗を構えたく、そのために家具屋それ以外の修理ができるようになりたかったから
Q5. 初日、何をしましたか。覚えていることを教えてください。
代表から会社の理念(コアバリュー)を教えてもらい、午後からは早速先輩の現場同行でした。
Q6. 最初に「できるようになった」のは、どんな作業ですか。どのくらいの期間がかかりましたか。
陶器修理です。陶器修理で最も重要な接着で、どのようにしたらバラバラの陶器でも最後までずれることなく組み立てられるかを入社2日ほどから教えてもらえたのが印象的でした。
陶器修理の中でも様々ありますが、最も難しいマイスターリペアに自信を持って最後まで仕上げられるようになったのは1年弱かかった記憶です。
Q7. 最初の3ヶ月で、いちばん苦労したことは何ですか。
今でも課題なのが木部の補修です。特に木特有の方向変色と呼ばれる、見る方向によって色が変わる現象の木の着色は徐々に良くなってきましたが難しいです。
また、入社して1ヶ月ほどでお客様宅にて修理するようになり、緊張する中で修理を完了させるのは苦労しました。
Q8. 「自分でも直せるようになった」と実感した瞬間を、ひとつ思い出して教えてください。
修理後のお品物を見たお客様から「どこが割れていたのかわからないです!」と嬉しいお言葉をいただいた瞬間です。
Q9. 昨日か今日、実際にやった仕事を教えてください。
ビスクドールのお顔割れ修理です。接着はもちろん、陶器ならではの滑らかかつ透き通った肌色の再現が難しい一品ですが、徐々に出来上がっていく姿を見るとなんだかお顔がだんだん喜んでいるような気がして、毎度愛着が湧いてきます。
Q10. いちばん記憶に残っているお客様とのやりとりを教えてください。
現場作業を始めて3,4ヶ月程の頃にお伺いしたご夫婦宅。お引越しの際に大切な家具に溝や凹みができてしまったため修理に伺い、修理後に奥様から「家具の破損自体ではなくて、家具が破損したことに子持ちが傷ついていたんです。直していただき本当にありがとうございました」とおっしゃっていただきました。その言葉で「修理はものだけでなく心も直せるんだ」「修理の仕事、初めて良かった」と心から思い帰宅したのを今でもよく覚えています。
Q11. この仕事の、どこが面白いですか。
毎回異なる修理品が届き、破損状況やお客様のご希望に合わせて様々な修理方法があること。
また、修理ご依頼の際にお品物への想いをお伺いできることが多く、想いを汲み取って修理方法をご提案し、修理に取り掛かれるのが好きなところです。
Q12. 逆に、しんどいと感じるのはどんなときですか。
調色・着色作業が好きですが、なかなか再現のできない色にぶち当たると悔しくてしんどくなります。。
そんな時は周りのスタッフにアドバイスをもらって視野を広く持つようにしています。
Q13. これからできるようになりたいことは何ですか。
家具の補強や着色がもっとできるようになりたいです。
Q14. 5年後、どうなっていたいですか。
どんな素材、案件でも修理できる職人に。かつ修理以外の運営側としても動けるようになりたいです。
Q15. どんな人が向いていると思いますか。逆に、向いていないと思うのはどんな人ですか。
職人、と聞くと黙々と作業している印象があるかもしれませんが、お客様とは修理方法のご提案を、社内ではスタッフと修理技術の相談、などコミュニケーションが欠かせません。
特に、何かに特化しているスタッフ、何度も似た症状の修理をしたことのあるスタッフとの会話によって、自分だけでは発想できなかった修理方法が生まれることも多いです。
人と話すのが好きで、手作業が好きな向上心のある人が向いていると思います。
Q16. 応募しようか迷っている人に、ひとつだけ伝えるとしたら何を言いますか。
会社見学でスタジオに来るのがいいと思います。賑やかな商店街から少し入った、ひっそりと佇むスタジオで自分が働く姿を想像できるか、も重要かと思います。
プロフィール
・名前: あすか
・入社年月: 2024年7月/勤続年数 :2年2ヶ月
・入社時は未経験だったか: 大学にて造形経験あり
・前職または出: 多摩美術大学
・いま担当している仕事: お茶碗の本格金継ぎ
・休みの日にしていること: リメイク作品の制作、イラスト描き、海散歩、ベーグル作り