
陶器の修理 合成樹脂でお直し
こんにちはレストーレです!
今日は関東だけが曇り空。。。
気温が上がらず肌寒いので暖かくしてお過ごしください♪
さて、当社「レストーレ」では様々な素材の修理・修復をしています
お受けできる素材がとても多いので室内外の紙製品と機械類以外ならほぼお直し可能です!と、
お伝えした方が分かりやすいかもしれませんね
そしてこのブログでは当社の修理をジャンル別に分かりやすく解説しています
修理前後の画像を掲載してしているのでどのぐらいの完成度なのか目で見て
確認していただくことができます
では本日もご依頼品の修理をご紹介していきたいと思います
お品物の素材は「陶器」です
陶器のお直しの場合、修理方法は主に2つございます
「合成樹脂直し」か「金継ぎ」です
この2つの修理方法はご依頼の際に選んでいただくことができますが
修理後の見た目と取り扱い方法が修理前と変わりますのでスタッフと相談の上
決めてくださいね
今回は「合成樹脂直し」で修理をします
合成樹脂直しとは
適している素材は陶器や陶磁器の食器類や置物、観賞用美術品などです
修理跡が分からないくらいキレイに仕上げることができます
修理後の注意点といたしまして食器類の場合、合成の樹脂を使用しますため
お口に触れるような飲食での使用はできなくなります
引き続き飲食での使用をご希望の場合は「金継ぎ」でのお直しをおすすめしています
では早速修理開始です!
修理前の状態
こちらが修理をするお品物です
大きく破損してしまいました
こちらはハンドメイドのものでこの世に1つしかない大切なお品物です
割れてしまいとてもショックだったと思います
でもレストーレにお任せいただければ大丈夫です!
キレイに直してお客様に笑顔になっていただきましょう!!
作業内容
まずは破片をキレイにお掃除します
陶器という性質上、割れた時に細かい欠片がポロポロと出てきます
これをそのままにしてしまうと仕上がりや強度に影響しますので汚れや油分なども含め
キレイに除去します
次に破片同士の仮止めを行います
先ほども申し上げた通り、陶器は破損すると細かい破片がたくさん出ます
破片をつなげると隙間が空くことがほとんどです
隙間が空くということは破片の位置がズレてしまう可能性があります
レストーレは「壊れる前の状態」を目指して修理をおこなっていますので
この辺かな?なんて接着してしまって合わなかった場合、問い返しが付きません
そのための仮止め工程です
接着箇所が決まったらいよいよ本番です
お直しの中で1番神経を消耗する工程です
わずかでもズレてしまったらアウト!!!という緊迫の時間・・・
でもこのような中で思うことは、大切なものが壊れてしまったお客様の気持ちです
”キレイに直して喜んでいただきたい”
この想いをもって毎回プレッシャーをはねのけ進んでいます
ドキドキの1瞬1瞬を無事に終えると次は隙間を埋めていきます
陶器はどうしても破片同士の隙間が空きますので1ミリ以下の隙間にも微量の樹脂を充填し
削る作業を繰り返し行います
ハンドメイド作品ですので微妙な凹凸もあります
隙間を埋めながら形をなじませていきます
形を完璧に復元できたら表面の仕上げを行います
接着した箇所にお品物と同じ色を調合して塗ります
そしてツルツルとした質感も再現し、ようやく完成となります
修理跡が分からないくらいキレイに仕上げられる「合成樹脂直し」とレストーレの職人の技術に
よってどのように修理できたのでしょうか?
では完成品をご覧ください↓↓↓
修理後
割れてしまっていたお品物はこのように仕上がりました↓↓↓
どこが割れていたの?かと、つなぎ目を探してしまうほどキレイにお直しができました
これからもお客様の側で思い出を紡いでいってほしいですね
修理・修復なら『レストーレ』へ
何物にも代えられない大切なものはどなたにもあると思います
それがもしも壊れてしまったら・・・
このブログを通して壊れてしまっても蘇らせることができることを知っていただけたら嬉しいです
直したいと思うものは、それだけ大切なものだということですよね
そのことを十分理解しているレストーレでは、割れてしまったショックを吹き飛ばすぐらいの
仕事をすることが使命だと思っています
今回ご紹介した陶器のようにレストーレのお直しは何事もなかったかのように見せることができます
大切なものが壊れてしまっても、悲しいだけで終わりではありません
「直す」という選択肢がありますよ
レストーレには実績のある職人たちが日々お客様の”大切なもの”と向き合っています
材質にも幅広く対応していますのでご安心ください
当社へのお問合せは電話やメール、LINEをご用意しております
遠方の方でも梱包できるものであれば全国どこからでもご依頼可能ですよ
お困りのことがございましたら、まずはお話だけでもお聞かせください
スタッフ一同、いつでもお待ちしております
最後まで読んでいただきありがとうございました!