木製部分のねじ穴と傷の修繕
レストーレのブログをご覧いただきありがとうございます
当社「レストーレ」では壊れてしまった”お品物”だけではなく、破損した”場所”の
修繕も行っています
皆さんのお部屋を見渡してみてください
家具類やフローリング、扉など木製のものや場所が多くあると思います
木というものは室内の湿気を吸収したり排出する優れた素材なのですが
石材や鉄製品と比べ比較的柔らかいので、衝撃で欠けてしまったり傷になりやすい
素材でもありますよね
なぜ木材の話し?と思っていらっしゃいますか?
それは本日ご紹介するのが室内の木材部分の修繕だからです
では早速、どのような状態なのかを見てみましょう!
修繕前の状態
ネジ穴の修繕は3ヵ所です
青いしるしの部分が修繕箇所です
扉と枠にネジ穴が空いています
こちらも同様の修繕箇所です↓↓↓
木製部分にネジを打ち込みますと木より硬い鉄製品が入り込むため表面が盛り上がります
穴の周りがボコッと浮いていますね
3ヵ所目も同じようにハッキリと穴が見えます↓↓↓
そしてこちらは同じ木製部分でもフリーリングの傷です↓↓↓
どの箇所も大小浮いていますので触れると引っ掛かり怪我をする恐れもございます
小さなお子様やペットがいる場合は心配ですよね
では早速計4箇所の木製部分の修繕をこれから解説していきます
作業内容
まずねじ穴については表面を平らにすることから始めます
とはいえガリガリと勢いよく削れば良いというわけではございません
木材は繊維が束になって構成されているようなものなので一方向に優しく削らないと
繊維が剥がれて溝ができてしまいます
この工程では中の割れなどがあり状態によって完全に平らにできない場合もあります
ここは職人の感覚に任せながら6箇所のネジ穴を慎重に削っていきます
フローリングの傷についても同様です
滑らかになるように傷の周辺を含め削ります
表面の下処理が済むと次は穴を埋める作業です
ネジ穴は深いので少しずつ補修材を充填します
この時に空気が入ってしまうと補修材が乾いた際に埋めたはずの場所が凹んで
しまいますので空気を追い出すように状態を見ながら進めていきます
そしてこれはフローリングの補修も同じことになりますが表面よりも多めに補修材を
充填しておきます
埋める工程が終わると表面に合わせて削っていきます
この時にわずかな隙間などを埋めて⇔削るという作業を繰り返していき穴が空く前の状態に
戻すようになじませていきます
そして最後は色の復元です
白、ベージュ、木目、それぞれの箇所に合わせて色を調合して着色します
特に木目は柄のつながりや複雑な濃淡で構成されていますので視野を広くして全体を見ながらの
作業になります
こうしてネジ穴とフローリングの修繕は完成です
どのような仕上がりになったでしょうか?
修繕後
こちらが修繕後です↓↓↓
ネジ穴がふさがりました
角度によっては修繕箇所が分かるところもございますが・・・
木目部分もキレイに修繕できましたね
そしてフローリングの傷です↓↓↓
こちらも剥がれていたところが復元できました
ご自宅の家具や床に傷などができてしまうととても気になりますし、これが賃貸のお部屋ですと
とてもヒヤッとしますよね
そしてお部屋の中の傷みは小さくてもとても進行が早いです
見つけ次第、お早目の対処をしておかないと部分の修繕では済まない規模の作業となって
しまいます
そうなると時間も費用の負担も大きくなってしまいますよね
特に水回りは収納の隙間など普段隠れているような場所は要注意です
定期的に確認してみてください
修理・修復なら『レストーレ』へ
「壊れてしまったものを直す」
1番身近でイメージするのは家電などの修理でしょうか
レストーレはまさにその家電や機械類・紙製品以外のお直しを行っています
身の回りには大切なものが多くあると思います
思い出の詰まったものや記念日のプレゼント・・・
世の中に同じものがたくさん存在しているとしても、手にしたお品物は大切な「たった1つ」です
そのものが壊れてしまったり、傷が付いてしまうことはとても悲しい出来事になっていませんでしたか?
まさかお直しをして元の状態に蘇らせることができるなんて思っていなかった方も多いのでは
ないでしょうか
今回は室内の傷の修繕をご紹介しましたがレストーレではどのような素材のものや場所でも
”元の状態に戻す”ような修理を行っています
当社へのお問い合わせは電話やメール、LINEをご利用いただけます
梱包できるものは送っていただければ全国どこからでもご依頼可能ですよ
様々な素材のお直しはこのブログで随時掲載しています
1つ1つ壊れ方が違いますが素材の性質を知り尽くした職人たちがレストーレには在籍しています
お客様に笑顔になっていただけるような仕上がりを目指し日々お品物と向き合っています
お困りのことがございましたらどうぞお気軽にお問合せください
スタッフ一同、いつでもお待ちしております
最後までお付き合い下さりありがとうございました!