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ビスクドールのお顔を修理!成形と着色でお直し

大切な思い出がいっぱい詰まったビスクドール。何年経っても色褪せない魅力があるアンティークやヴィンテージのお人形って、ただのインテリアじゃなくて、大切な家族の一員だったり、特別な宝物だったりしますよね。

でも、ビスク(磁器)って実はとってもデリケートな素材。「うっかり落としちゃった!」「飾っていた場所から倒れてヒビが入っちゃった……」なんてアクシデントで傷ついてしまったとき、ショックで頭が真っ白になってしまう方も多いのではないでしょうか?

今回は、お顔にかなり大きなひび割れが入ってしまった大切なビスクドールをお直しさせていただきましたので、どんな風に美しさを取り戻したのか、実際の修理プロセスと一緒にたっぷりご紹介します!「もう直らないかも……」と諦めかけている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

修理前の状態

今回修復のご依頼をいただいたのは、くるくるのカールヘアと吸い込まれそうな青い瞳、そしてどこか寂しげで愛くるしい表情がたまらないビスクドールです。素朴な青い花柄のワンピースとエプロンドレスがとってもよく似合っていて、長年たくさんの愛情を注がれてきたことが伝わってきます。

ですが、お顔を近くでよーく見てみると、かなり胸が痛むようなダメージが生じていたんです。

お顔の正面を横断する、深い割れ(クラック)

一番深刻だったのが、お顔の正面に走る大きな割れです。左目の下から頬を通って顎の下、さらには耳の付け根の近くまで、かなり深いクラックが広がっていました。それだけではなく、額の中央から左目にかけても別のひび割れが横切っていてなんだか表情も哀しげな印象…

ご依頼前の接着

さらに修復を難しくしていたのが、ご依頼主の方が修復された接着剤。接着面が少しズレた状態で固まっていたため、せっかくの滑らかなお顔に痛々しい段差ができてしまっていたんです。

ビスクドールならではのデリケートな肌質とペイント

ビスクドールのいちばんの魅力といえば、焼き物ならではのツヤ消しで透明感のあるお肌ですよね。このドールには、チャームポイントの可愛い「そばかす」や、1本ずつ丁寧に描かれた眉毛、形成されたふっくらとした唇のメイク(ペイント)が施されています。ただペタッと接着するだけでは、この繊浅な表情や質感を消してしまうことになるため、「傷跡だけをキレイに消して、元の可愛いお顔に戻す」という、めちゃくちゃ難易度の高い技術が必要な状態でした。

作業内容

ビスクドールの修復は、単に「パテで穴を埋めて色を塗る」という簡単なものではありません。お人形が持っている歴史やオリジナルの質感をしっかり守りながら、これから先何十年も安心して一緒にいられるように頑丈にする、とっても精密な作業なんです。今回のリアルな修復ステップをのぞいてみましょう!

1. はみ出た古い接着剤のお掃除とクリーニング

まずは、ひび割れの隙間や表面にガチガチに固まっていたはみ出た古い接着剤を、跡形もなくキレイに取り除く作業からスタート!古い樹脂をふやかしたり、細かい道具を使って慎重にかき出します。ここに少しでも汚れや古い接着剤が残っていると、滑らかなお顔に仕上がらなかったり、後からまた変色したりする原因になるので、一ミリの妥協も許されない緊張の瞬間です。同時にお顔全体の長年のほこりや油分も優しくクリーニングしていきます。

2. 段差の埋め立てと、職人技の研磨(サンディング)

今回はお顔に段差があるものの強固に接着されていたため接着面はそのままに、ひび割れの線やパーツ同士のほんのわずかな隙間を埋めていきます。使うのは、ビスクの硬さや性質にそっくりな修復用パテ。パテが完全に固まったら、何種類ものやすり(サンドペーパーや精密ヤスリ)を使い分けて、何時間もかけて表面をゴシゴシ……ではなく、優しく優しく研磨します。指先で触っても、どこが割れていたのか本当にまったく分からないくらい、つるんと滑らかなお顔のカーブを再現していくんです。

3. お肌の質感(テクスチャー)を合わせる

ここからが修復師さんの腕の見せ所!ビスクドールのお肌って、実は完全なツルツルではなく、陶器特有の細か〜い粒子感(テクスチャー)があるんです。パテを塗った部分だけがプラスチックみたいにツヤツヤ浮いてしまわないように、まわりのビスクの肌質に合わせて表面のざらつきやマット感をコントロールしていきます。

4. トレードマークのペイント再現と仕上げ

割れにともない消えかかっていた「そばかす」の点々や、まつ毛・眉毛のライン、お肌の自然な血色(チークの赤み)などを復活させます。元々の色味と完全にシンクロするようにキャラフの顔良を混ぜ合わせて、超極細の筆を使ってドットを一つひとつ丁寧に再現!最後に、直した部分だけが光って見えないよう、全体が均一なマット感になる特殊なコート剤を吹き付けて、ついにフィニッシュです!

修理後

すべての工程をクリアして、見事に生まれ変わったビスクドールの姿がこちらです!痛々しかった傷跡は完全に消え去って、まるで最初から何もなかったかのようなミラクルな大復活を遂げました!

つるんとなめらか!完璧な陶器肌が復活

光を当てていろんな角度から見てみても、左頬から顎、おでこにかけて深く入っていたあのひび割れラインは影も形もありません!過去の接着剤による黒ずみやイヤな段差もすっきり消えて、ビスクドールならではの、ふんわり光を包み込むような美しい陶器肌が完璧に戻ってきました。左右のほっぺのふくらみも左右対称になって、この子が持っていた本来の可愛い輪郭がばっちり再現されています。

あどけない愛され表情もそのまま!

ご依頼主の方が一番ドキドキされていた「お顔の印象が変わっちゃったらどうしよう……」という不安も、見事に吹き飛びました!この子のチャームポイントである、ちょっと困ったような下がり眉も、愛らしいそばかすも、ぷっくりとした可愛い唇のメイクも、何ひとつ変わらずそのまま残っています。生き生きとしたブルーのガラスアイが、ピカピカになったお顔の中で嬉しそうに輝いていますよね。お座りした時に見える靴底もお直ししています。

これからもずっと一緒にいられる安心の強度

今回の修理では、見た目がキレイになったのはもちろん、ペイントの上からコーティングをかけているため、これからお部屋に飾ったり、お着替えを楽しんだりするときも壊れる心配がありません。「触ると壊れちゃうハラハラな骨董品」から、これからもずっと家族のそばで一緒に歳を重ねていける「元気なお人形」へと復活!お渡しの際、ご依頼主の方からも「諦めなくて本当によかった!」「あの子の笑顔が戻ってきて嬉しい」と、涙ぐむほどの嬉しいお言葉をいただきました。

修理・修復なら『レストーレ』

大切なビスクドールやアンティークドールが傷ついてしまったとき、「もう直らないよね……」「古いお人形だから修理を断られちゃうかも」と諦めてクローゼットの中に眠らせていませんか?

思い出がいっぱい詰まったお人形の修理・修復なら、ぜひ『レストーレ』にお任せください!

『レストーレ』がたくさんのドールオーナーさんに選ばれる理由

  • たくさんの実績と、ドールを愛する高度な専門技術
    ビスクドールをはじめ、デリケートな陶磁器やアンティーク工芸品などの修復を数多く手掛けてきた、経験豊富な修復師が勢揃い。素材のクセをバッチリわかっているからこそ、その子にとって一番負担の少ないベストな修復プランを提案できます。
  • 「オリジナルを一番に考える」優しい修復
    私たちのゴールは、ただ傷を埋めることではありません。そのお人形が作られた時代の空気感、職人さんのこだわり、精度は何よりオーナー様と一緒に過ごしてきた「思い出」という宝物を大切にしながら、一番自然でハッピーな状態へとお戻しします。
  • 素材や質感への細かすぎるこだわり
    ビスクドールの独特なツヤ消し感や透明感、アンティークならではの絶妙な色あいを再現するために、使う樹脂や絵の具は厳選されたハイクオリティなものだけ。光が当たったときの見え方や、触り心地まで徹底的にこだわって仕上げます!

全国どこからでも受付中!まずは無料相談からどうぞ

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  • 「落とした衝撃でバラバラに割れてしまった……」
  • 「指先などの細かいパーツが欠けてなくなっちゃった」
  • 「昔自分で塗った接着剤が変色して汚くなってしまった」
  • 「ゴムが伸びきって、手足がくたくたになってしまった(球体関節のゴム引き)」

どんな小さなお悩みでも全然大丈夫です!遠方にお住まいの方からの、郵送によるご依頼・ご相談も大歓迎です。傷ついてしまったお人形に再び新しい命を吹き込んで、あなたとドールの第二の物語をスタートさせるお手伝いをいたします。まずはスマホで撮った一枚の写真からでも、ぜひお気軽にメッセージをくださいね。あなたの大切な家族が笑顔で帰ってくるのを、私たちは最高の技術でお待ちしています!