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割れたお皿の金継ぎは難しい?やり方・注意点などを解説

お気に入りのお皿が割れてしまったとき、「捨ててしまうのはもったいない」「なんとか元通りに修理できないか」と悩む方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが、日本の伝統的な修復技法である「金継ぎ(きんつぎ)」です。

近年、クラフトブームやSDGsの観点からも注目を集めている金継ぎですが、「初心者には難しいのでは?」「プロに頼むと費用はどれくらい?」と疑問を持つ方も少なくありません。

本記事では、割れたお皿の金継ぎの難易度や自分で行う際の手順・注意点、さらに専門業者へ依頼する場合のポイントまで分かりやすく解説します。


割れたお皿の金継ぎは難しい?

「金継ぎ」と聞くと、職人の高度な技術が必要で敷居が高いイメージを持つかもしれません。まずは、金継ぎの基本的な知識と修復の難易度について解説します。

金継ぎとは?

金継ぎとは、割れたり欠けたりした陶器や磁器を漆(ウルシ)を使って接着し、継ぎ目に金粉や銀粉などを装飾して修復する日本の伝統技法です。

単に割れた器を修理するだけでなく、傷跡を「景(けい)」と呼ばれる美しさや味わいとして捉え直すのが大きな特徴です。大切にしていたお皿が、金継ぎを施すことで世界にひとつだけの特別な器へと生まれ変わります。

お皿の金継ぎの難易度

結論から言うと、「どのような方法・材料で行うか」「器の割れ方」によって難易度は大きく変わります。

金継ぎには大きく分けて2つの方法があります。

  1. 本格的な本漆(ほんうるし)を使った金継ぎ
    • 難易度:高い
    • 天然の漆を使用するため、乾燥(かぶれ対策や湿度調整)に時間がかかり、修復完了までに数週間〜数ヶ月を要します。
  2. 合成樹脂(エポキシパテなど)を使った新金継ぎ(簡易金継ぎ)
    • 難易度:低い〜中程度
    • 数時間〜数日で完成し、初心者でも比較的簡単にチャレンジできます。

また、修復するお皿の状態によっても難易度が異なります。

  • 簡単なケース: 縁が少し欠けている程度(「欠け」の修復)
  • やや難しいケース: 2〜3個にきれいに割れている(「割れ」の修復)
  • 難しいケース: 破片が細かく砕けている、パーツが紛失している

初心者の方が初めて挑戦する場合は、「欠け」の修復や、割れ数の少ないお皿からスタートするのがおすすめです。


割れたお皿の金継ぎのやり方

ここでは、初心者でも手軽に挑戦しやすい「金継ぎキット」を用いた一般的な作業手順と注意点を解説します。

必要なもの

自分で金継ぎを行う場合、必要な道具や材料がセットになった「金継ぎキット」を購入するのが一番スムーズです。ネット通販などで数千円〜1万円程度で購入できます。

【主な準備物】

  • 接着・パテ材(本漆または合成樹脂)
  • 金粉・銀粉(真鍮粉や蒔絵用金粉など)
  • 筆・ヘラ
  • サンドペーパー(耐水ペーパー)
  • マスキングテープ
  • 手袋(漆を使用する場合はかぶれ防止用)

やり方・手順

ステップ1:断面の清掃と準備

割れたお皿の破片をきれいに洗い、しっかり乾燥させます。破片の縁を軽くサンドペーパーで削っておくと、接着剤のつきが良くなります。

ステップ2:破片の接着

接着剤(または漆)を断面に塗り、破片同士を貼り合わせます。ズレが出ないように指でしっかり圧着し、マスキングテープなどで固定して完全に乾燥・硬化させます。

ステップ3:隙間・欠けの埋め(埋め作業)

破片が接着できたら、継ぎ目の細かい凹凸や足りない破片部分にパテ(刻むき漆など)を塗り込み、平らに埋めます。乾燥後、サンドペーパーで表面を滑らかに整えます。

ステップ4:金粉の蒔き(装飾)

継ぎ目に沿って細い筆で絵漆(または接着用樹脂)を塗り、半乾きの状態になったら上から金粉を蒔いて着色します。

ステップ5:乾燥・仕上げ

完全に乾燥させた後、余分な金粉を柔らかい筆で払い落とし、軽く磨いて光沢を出せば完成です。

注意点

  • 本漆を使う場合のかぶれ
    天然の漆は皮膚に触れるとかぶれる原因になります。作業時は必ずゴム手袋を着用し、長袖の服を着て肌の露出を避けましょう。
  • 食器としての安全性
    合成樹脂や簡易金継ぎキットの中には、「食品衛生法」に適合していないものもあります。食器として日常的に使うお皿を直す場合は、食品衛生法をクリアしているキットを選ぶか、天然漆を使用した本金継ぎを行いましょう。
  • 電子レンジ・食洗機の使用不可
    金継ぎを施したお皿は、電子レンジ、オーブン、食器洗い乾燥機の使用ができません。熱や急激な温度変化、強い摩擦によって金粉が剥がれたり、接着部分が劣化したりするためです。手洗いで優しく洗うようにしてください。

ご自身で修理をされる方へ金継ぎキットの紹介

最近では、初心者の方でも手軽に金継ぎに挑戦できるキットが販売されています。
キットには、必要な材料や道具が揃っているので、便利です。

【オススメの金継ぎキット】

初心者が扱いやすく、食器に使用しても安全な材料で構成されている以下のキットをご紹介します。
フードセーフ金継ぎキット (HOMEBODY)

主な特徴は、短時間で金継ぎが完了できるように合成樹脂を使う点にあるのですが、使用する合成樹脂はすべて食品衛生基準をクリアした材料を使用しているという点が他の金継ぎキットより優れていると言えます。初心者でも安心して食器に使用できます。扱いが簡単で、短期間での修復が可能です。作業動画も付属しており、初めての方におすすめです。


お皿の金継ぎ修復ならレストーレへ!

「思い出の詰まった貴重なお皿だから自分で作るのは失敗しそうで不安…」
「細かく割れてしまったので、専門の職人にきれいに修理してほしい」

そんな方は、自分で作業するのではなく、プロの金継ぎ職人や修復専門サービスへ依頼するのが安心です。金継ぎの修理費用は、破損の状態(欠けの大きさや割れの長さ)や使用する金粉の種類(本金か真鍮かなど)によって決まりますが、プロに任せることで耐久性・見た目ともに完璧な仕上がりになります。

大切な器の修復なら、陶器修復・金継ぎ専門サービスの「レストーレ」がおすすめです。

レストーレが選ばれる理由

  • 高い技術を持つ職人による丁寧な修復
    経験豊富な職人が、器の素材や割れ方に合わせた最適な方法で一点一点丁寧に修復します。
  • 安全な本漆を使った修復で日常使いも安心
    レストーレでは口に触れても安心・安全な素材を使用するため、修復後も安心してお食事に使っていただけます。
  • Webから簡単に見積もり・依頼が可能
    割れたお皿の写真を撮影して送るだけで、事前にお見積もり金額(費用・値段)や作業期間の目安を確認できるため、初めての方でも安心して依頼できます。

思い出の詰まった大切な器だからこそ、プロの手で美しく蘇らせてみてはいかがでしょうか。

実際にレストーレで手がけたお皿の金継ぎ修復例

ウェッジウッドのお皿の金継ぎ修復


割れたお皿の金継ぎに興味がある方へ

割れてしまったお皿も、金継ぎを施すことで新しい魅力を持った「アート作品」のように生まれ変わります。

  • 手軽に楽しみたい・自分で直してみたい方:
    まずは初心者向けの金継ぎキットを使い、小さな欠けやシンプルな割れから挑戦してみるのがおすすめです。
  • 大切なお皿・本格的な美しさを求めたい方:
    自分でやるのが難しいと感じたら無理をせず、「レストーレ」のような専門業者へ修理を依頼しましょう。

形あるものはいつか割れてしまうことがありますが、金継ぎという選択肢を知っておけば、お気に入りのお皿と長く付き合っていくことができます。ぜひこの機会に、金継ぎでお皿の修復にチャレンジしたり、プロへの依頼を検討してみてください。

「レストーレ」は株式会社M&Iが運営する修復専門店です。2006年創業で東京都世田谷区のウルトラマン商店街に店舗を構えており、日本全国から多数のご依頼を頂戴しております。

レストーレでは単に修理の技術だけでなくお客様のお品への想いを受け止めて作業することを重視しています。近年ではTBS「back stage」や「冒険少年」、日本テレビの「news 「every」や「ヒルナンデス」でもその高い技術が紹介されました。

レストーレではそれぞれのお客様のご要望に適したサービスを提案しており、お品への保険やお品の安全な保管、配送時の梱包の工夫、お品物への保証などサービスの充実に力を入れています。