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マイセン磁器修理について

ドイツで有名なのがマイセン地方で生産されている磁器です。「マイセン」と呼ばれ日本でも人気があり、こちらの陶器の歴史は西暦1700年代まで遡ります。交差している2本の剣のトレードマークがお馴染みですが、このトレードマークは作られた年代により変わっており骨董的な価値ももっています。
今回実際に弊社でご依頼を承りました「マイセン」の修理をご紹介します。

↓こちらのお品はマイセンのテーブルランプですが、ご依頼主さまのお母様の形見のようなお品が壊れてしまわれたということで弊社に修復のご依頼をいただきました。

かなりバラバラに割れている状況でした。
まずは破片を接着する作業から始まります。
作業工程には接着から整形、着色、仕上げの工程が大まかにあるのですが
実はこの接着の工程が一番大事な工程となります。
この接着作業の良し悪しで仕上がりの良し悪しが決まると言っても過言ではない大事な作業です。


弊社独自の専用接着剤で慎重に組み上げていきますが
、細かく砕けたりして足りない破片もどうしても出てきます。
破片が足りない部分はレジンで充填します。
多少破片がなくても修復可能です。

そこから、着色補彩を行っていくことで
ひび割れの跡もどんどんわからなくなっていきます。
最後に艶出し仕上げを行って完了となりました。

完了して修復した姿がこちらです

目を凝らしてみてもどこが割れていたかはわからない様にお直しすることができました。
無事にご依頼主様の元へお届けすることができました。
この度はご依頼くださりありがとうございました。