コーヒードリッパーが割れた!欠けた!修理ってできる?!
朝の目覚めの一杯、午後のひとときの癒し、あるいは大切な人との団らんに欠かせないコーヒー。
そのコーヒーを淹れるのに使うコーヒードリッパーは、毎日使うものだからこそ、愛着もひとしおですよね。
しかし、うっかり落としてしまったり、ぶつけてしまったりして、割れたり欠けたりしてしまうことも…。
「もう使えない…」と諦めてしまう前に、ちょっと待ってください!
実は、コーヒードリッパーの修理は可能な場合が多いんです。
この記事では、コーヒードリッパーの修理方法や修理を依頼できる業者について詳しく解説していきます。
コーヒードリッパーの材質と修理方法
コーヒードリッパーの材質は、大きく分けて陶器製、ガラス製、プラスチック製、金属製の4種類があります。
材質によって修理方法が異なるため、まずはご自身のコーヒードリッパーの材質を確認しましょう。
陶器製ドリッパー
陶器製ドリッパーの修理方法
陶器製のコーヒードリッパーは、割れたり欠けたりした場合でも、接着剤で修復できることがあります。
ただし、ヒビが入っただけの場合は、接着剤で補修しても、お湯を注いだ際にそこから水が漏れてしまう可能性があります。
完全に割れてしまった場合は、金継ぎという伝統的な技法で修復することもできます。
金継ぎは、割れた部分を漆で接着し、金粉で装飾する技法で、美しい仕上がりになるのが特徴です。
金継ぎとは?
金継ぎは、割れたり欠けたりした陶器を漆で接着し、金や銀、プラチナなどの金属粉で装飾する、日本の伝統的な修復技法です。
単に破損部分を修復するだけでなく、破損箇所を新たな美しさへと昇華させる、日本の美意識が凝縮された技術と言えるでしょう。
専門業者によっては金継ぎ以外の方法の修理も提示してくれる業者さんがいます。
食品衛生法をクリアした充填剤でドリッパーの色に合わせて目立たなく修理することも可能です。記事の最後の業者さんのご紹介もいたします!
ガラス製ドリッパー
ガラス製ドリッパーの修理方法
ガラス製のコーヒードリッパーは、一度割れてしまうと修復が難しいのが現状です。
接着剤で接着することはできますが、強度が弱く、使用中に再び割れてしまう可能性があります。
また、熱湯を注ぐ際に、接着部分が熱で剥がれてしまうこともあります。
安全性を考慮すると、割れてしまったガラス製ドリッパーは、修理せずに新しいものを購入することをおすすめします。
プラスチック製ドリッパー
プラスチック製ドリッパーの修理方法
プラスチック製のコーヒードリッパーも、接着剤で修復できる場合があります。
ただし、プラスチックの種類によっては、接着剤がうまく接着しない場合もあるため、注意が必要です。
また、接着剤を使用する際は、耐熱性があるかを確認しましょう。
金属製ドリッパー
金属製ドリッパーの修理方法
金属製のコーヒードリッパーは、他の材質に比べて耐久性が高く、割れたり欠けたりすることはほとんどありません。
もし、変形してしまった場合は、金属加工の専門業者に依頼することで修理できる可能性があります。
コーヒードリッパーを修理する際の注意点
コーヒードリッパーを修理する際は、以下の点に注意しましょう。
- 食品衛生法: 修理に使用する接着剤は、食品衛生法に適合しているかを確認しましょう。
- 耐熱性: 熱湯を注ぐため、接着剤は耐熱性があるかを確認しましょう。
- 強度: 修理後、しっかりと接着されているか、使用中に割れる心配がないかを確認しましょう。
愛着のあるコーヒードリッパーを長く使い続けるために
コーヒードリッパーは、毎日使うものだからこそ、丁寧に扱うことが大切です。
使用後は、しっかりと洗浄し、乾燥させてから保管しましょう。
また、落下や衝撃に注意し、割れたり欠けたりしないように気をつけましょう。
コーヒードリッパーの修理を依頼できる業者
コーヒードリッパーの修理を依頼できる業者のご紹介
- 陶器修理専門店レストーレのご紹介
「レストーレ」は株式会社M&Iが運営する修復専門店です。2006年創業で東京都世田谷区のウルトラマン商店街に店舗を構えており、日本全国から多数のご依頼を頂戴しております。
単に修理の技術だけでなくお客様のお品への想いを受け止めて作業することを重視しています。近年ではTBS「back stage」や「冒険少年」、日本テレビの「news every」や「ヒルナンデス」でもその高い技術が紹介されました。
それぞれのお客様のご要望に適したサービスを提案しており、お品への保険やお品の安全な保管、配送時の梱包の工夫、お品物への保証などサービスの充実に力を入れています。コーヒードリッパーの修理でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。金継ぎ以外の方法も提示してくれます。
ご自身で修理をされる方へ金継ぎキットの紹介
最近では、初心者の方でも手軽に金継ぎに挑戦できるキットが販売されています。
キットには、必要な材料や道具が揃っているので、便利です。
【オススメの金継ぎキット】
初心者が扱いやすく、食器に使用しても安全な材料で構成されている以下のキットをご紹介します。
フードセーフ金継ぎキット (HOMEBODY)
主な特徴は、短時間で金継ぎが完了できるように合成樹脂を使う点にあるのですが、使用する合成樹脂はすべて食品衛生基準をクリアした材料を使用しているという点が他の金継ぎキットより優れていると言えます。初心者でも安心して食器に使用できます。扱いが簡単で、短期間での修復が可能です。作業動画も付属しており、初めての方におすすめです。
もし、コーヒードリッパーが割れたり欠けたりしてしまった場合は、この記事を参考にして、修理を検討してみてください。
まとめ
この記事では、コーヒードリッパーの修理方法や修理を依頼できる業者について解説しました。
お気に入りのコーヒードリッパーが壊れてしまった場合は、諦めずに修理を検討してみてはいかがでしょうか。