割れたお気に入り植木鉢を蘇らせる!DIY修理方法とプロの修復業者選び
お気に入りの植木鉢が割れてしまった、欠けてしまった…。ガーデニング愛好家にとって、それはとてもショックな出来事です。特に大型でデザイン性の高い鉢や、大切な植物を育てていた鉢、ヴィンテージもの、または長年使って愛着のあるお気に入りの鉢などは、簡単に捨てられません。陶器やテラコッタなど、質の良い植木鉢は価格も高いため、「なんとか修理して使い続けたい」と考える方は多いはずです。
しかし、「どうやって修理すればいいのかわからない」「素材によって修復方法が違うのだろうか」「大型の破損はプロに依頼すべきなのか」といった疑問をお持ちかもしれません。
本記事では、そんな大切な植木鉢を蘇らせるための修理・修復方法を、陶器、テラコッタ、プラスチック、ファイバーなど、主要な素材別に詳しく徹底解説します。さらに、自力での修理が難しい場合のプロへの修理依頼方法や、信頼できる専門店の選び方もご紹介。割れたからと諦める前に、ぜひこの記事を読んで、愛着のあるお気に入りのポットやプランターをよみがえらせる一歩を踏み出してください。室内、屋外問わず、長く大切に使うためのヒントが満載です。
1. 植木鉢の破損の種類と、修理が必要な理由
植木鉢の破損は、その種類によって修理の難易度や方法が異なります。まず、どのような破損が起こるのか、そしてなぜ修理して使い続けることが望ましいのかを明確にしましょう。
1-1. どのような破損が起こるのか?
ひび割れ(クラック)
鉢の側面に直線状、または網目状に入る軽度の破損です。陶器やテラコッタの場合、急激な寒暖差や、水分の浸透・凍結、あるいは経年劣化、底穴からの塩分が原因で起こりやすいです。放置すると、水の浸入によりひびが拡大し、最終的には鉢全体が割れる可能性があります。
欠け(チップ)
鉢の縁、底、または受け皿などが一部小さく剥がれ落ちた状態です。作業中の不注意による軽い衝撃や、物をぶつけた際に起こることが多いです。見た目を損なうほか、欠けた部分から水が浸入しやすくなります。四角い鉢の角などで特に起こりやすい破損です。
割れ(ブレイク)
鉢が2つ以上の大きな破片に分離してしまった状態です。主に落下や強い衝撃で発生しやすく、修理の難易度が最も高くなります。破片が多いほど、元の形に戻すための接合作業が複雑になります。大型の鉢が割れた場合、修理には高い強度と専門的な技術が求められます。
底穴の破損
排水性を司る底穴の周りが割れたり欠けたりした状態です。植物の根腐れを防ぐための重要な機能が損なわれるため、修理が必須です。特に屋外に設置された鉢は、水の重みや凍結によって底穴周辺に負担がかかりやすいです。
1-2. なぜ修理して使い続けたいのか?
愛着と思い出の継承
長年使用したお気に入りの鉢や、記念にもらった鉢など、北欧風のおしゃれなデザインの鉢やヴィンテージものには、金銭的な価値以上の愛着が宿ります。修理することは、その鉢との思い出を継承することに繋がります。
経済性と価格メリット
大型のテラコッタや陶器の鉢は価格が高く、修理費用が買い替え費用よりも安価になることが多々あります。特にブランドの植木鉢は高価であるため、修理は賢明な選択と言えます。また、台数が多い場合も、まとめて修復することでコストを抑えられます。
景観・デザインの維持
ベランダやガーデンの既存のインテリアとして調和していた植木鉢が破損した場合、同じものを見つけるのが困難なことがあります。修理は、屋外や室内のガーデニング全体のデザインと雰囲気をそのまま維持するために最も効果的な手段です。
環境への配慮(サステナビリティ)
ものを大切にし、長く使うことは、SDGsやサステナブルな社会への貢献につながります。修理を選ぶことは、廃棄物を減らし、地球環境に配慮した行動と言えます。
2. 【素材別】植木鉢を自分で修理・修復する方法

植木鉢の修理は、その素材によって使用する接着剤や修復方法が大きく異なります。ここでは、主要な素材ごとの具体的な修理方法を、具体的な修理材の選び方と手順を交えて解説します。
2-1. 陶器・テラコッタ鉢の修理(割れ・欠け)
陶器やテラコッタは、無機質で吸水性があり、多孔質な素材です。高い強度と耐水性が得られるエポキシ系接着剤の使用が基本です。
使用する材料
- 高強度エポキシ系接着剤: 2液混合タイプで、硬化後に高い強度と耐水性を発揮します。特に屋外で使用する鉢の修理には必須です。
- 陶器修理用接着剤: 専門店やDIYショップで販売されている、陶磁器修理専用の製品。
- セメント系補修材/エポキシパテ: 欠けた部分の充填や、底穴周辺の補強に使います。テラコッタには同系色のテラコッタ補修材が自然です。
- 金継ぎセット: デザイン性を重視する場合(後述)。
修理手順(割れた破片の接合)
- 洗浄と完全乾燥: 破片と本体の接合面をブラシと中性洗剤できれいに洗い、付着している土やカビ、塩分を完全に除去します。特にテラコッタは水分を吸収しやすいため、最低2~3日間は風通しの良い日陰で完全に乾燥させてください。水分が残っていると接着不良の原因になります。
- 接着剤の準備と塗布: エポキシ系接着剤を指定の割合で混ぜ合わせ、接着剤が硬化し始める前に、破断面の両側にヘラなどを使って薄く均一に塗布します。厚く塗りすぎると接合時にズレが生じる原因となります。
- 圧着と固定: 破片を元の位置に正確に合わせ、ズレがないようにしっかりと圧着します。ズレがないことを確認したら、輪ゴム、養生テープ、または紐で鉢全体をきつく巻いて動かないように固定します。大型の鉢の場合は、クランプや重石を使って固定します。
- 硬化: 接着剤が完全に硬化するまで、パッケージに記載された時間(通常は数時間~1日)放置します。この間は絶対に動かさないでください。
- 仕上げ: はみ出した余分な接着剤をカッターなどで削り取ります。欠けた部分があれば、エポキシパテやセメント系補修材で埋めて整形します。
💡 金継ぎ風修理でデザイン性を高める
お気に入りの鉢を修復する際、割れ目をあえてデザインとして生かす「金継ぎ」風の修理が人気です。専用の合成うるしや、エポキシ接着剤に金色のマイカパウダー(顔料)を混ぜたもので割れ目を補修します。この手法は、ヴィンテージ風や北欧インテリアにもマッチするおしゃれな仕上がりになり、鉢に「景色」という新たな価値が生まれます。
ご自身で修理をされる方へ金継ぎキットの紹介
最近では、初心者の方でも手軽に金継ぎに挑戦できるキットが販売されています。
キットには、必要な材料や道具が揃っているので、便利です。
【オススメの金継ぎキット】
初心者が扱いやすく、食器に使用しても安全な材料で構成されている以下のキットをご紹介します。
フードセーフ金継ぎキット (HOMEBODY)

主な特徴は、短時間で金継ぎが完了できるように合成樹脂を使う点にあるのですが、使用する合成樹脂はすべて食品衛生基準をクリアした材料を使用しているという点が他の金継ぎキットより優れていると言えます。初心者でも安心して食器に使用できます。扱いが簡単で、短期間での修復が可能です。作業動画も付属しており、初めての方におすすめです。
2-2. プラスチック鉢の修理(ひび割れ・穴あき)
プラスチック(ポリエチレン/PE、ポリプロピレン/PPなど)は、陶器と異なり柔軟性がありますが、紫外線劣化で脆くなります。
使用する材料
- プラスチック用接着剤: PP/PE対応と明記された専用の接着剤(シアノアクリレート系+プライマーなど)。
- プラスチック溶接棒: PEやPPの場合、はんだごてやヒートガンを使って溶接するほうが接着剤よりも強度が出る場合があります。
- 防水補修テープ: 一時的な修理や、大型で応急処置が必要な場合の裏面補強に使用します。
修理手順(接着剤の場合)
- 表面の荒らしと脱脂: 接着面を細かいサンドペーパーで軽く荒らし、アルコールなどで油分を完全に拭き取ります(脱脂)。
- プライマー塗布(必要な場合): PPやPEなど接着が難しい素材の場合、付属のプライマーを塗布し、素材の表面を改質します。
- 接着: 接着剤を塗り、強く圧着して完全に硬化させます。
修理手順(溶接の場合)
- 溝掘り: 修理箇所にV字またはU字の溝を掘り、溶接棒を充填しやすいように準備します。
- 溶接: はんだごてを使い、溝を溶かしながら、同素材のプラスチック溶接棒を埋め込みます。冷却後、盛り上がった部分をカッターやサンドペーパーで平らに整形します。換気を十分に行い、火傷に注意してください。
2-3. ファイバーグラス・FRP鉢の修理(亀裂・穴あき)
ファイバーグラス(FRP)鉢は、ガラス繊維と樹脂でできており、非常に軽量で強度があります。主に大型プランターに使用されます。
使用する材料
- FRP修理キット: 不飽和ポリエステル樹脂(またはエポキシ樹脂)、硬化剤、ガラスマット(ガラス繊維)のセット。
- サンドペーパー(粗目・細目)。
修理手順
- 下地処理: 修理箇所の周囲を粗目のサンドペーパーで削り、樹脂が食いつきやすいように表面のコーティングを剥がし、ファイバー繊維を露出させます。
- 樹脂の塗布: 樹脂と硬化剤を指示通りに混ぜ、亀裂や穴に塗り込みます。
- ガラスマットの積層: 穴が大きい場合は、修理箇所よりも一回り大きくカットしたガラスマットを貼り付け、その上からさらに樹脂を塗り込んで繊維に浸透させます(積層)。
- 硬化と整形: 完全に硬化したら、サンドペーパーで表面を滑らかにし、必要に応じて上から塗装を施し、デザインを整えます。
2-4. その他の素材(セメント、木材など)の修理
- セメント・石材鉢: セメント系補修材または屋外用エポキシパテで欠けを充填します。大型の割れの場合、内部に金属メッシュやワイヤーを埋め込んで強度を補強し、上からモルタルで修復します。
- 木製プランター: 木工用ボンドで接合し、クランプで固定します。割れ目が大きい場合は、修理後に防腐塗料をしっかりと塗り直すことが必須です。
3. 修理・修復を成功させるための4つのポイント
自力で植木鉢を修理する際に、失敗せずに長く使えるようにするための重要なポイントを解説します。
3-1. 修理材料の選び方:耐水性と耐候性の確保
植木鉢は屋外でも使用され、常に水や土に触れるため、修理材の選定は最も重要です。
- 耐水性・耐候性: 接着剤やパテは必ず「屋外使用可」「耐水性」の表記があるものを選んでください。特に陶器やテラコッタの修理に使うエポキシ系接着剤は、水に浸かっても強度を保てる高強度の製品を選びます。
- 素材の適合性: プラスチックなど、接着が難しい素材には、専用の接着剤か溶接を検討してください。素材に合わない接着剤はすぐに剥がれてしまいます。
3-2. 破片の扱い方:洗浄と「完全乾燥」の徹底
修理の成功は、接着面が「いかにきれいか」にかかっています。
- 徹底した洗浄: 接着面には、目に見えない土の粒子、カビ、塩分、水垢などが付着しています。これらは接着剤の密着を妨げる最大の敵です。修理前にブラシと中性洗剤できれいに洗い流しましょう。
- 水分ゼロの徹底: テラコッタや陶器は水分を吸収しやすく、表面が乾いていても内部に水分が残っていると、接着剤の硬化不良や強度低下を引き起こします。修理作業前の完全乾燥を、焦らず数日間かけて徹底してください。
3-3. 排水機能の確保:植物の生育に配慮した修理
植木鉢の底穴は、植物の根腐れを防ぐための生命線です。底穴周りの修理は、単に割れ目を塞ぐだけでなく、排水性を回復させることが目的です。
- 底穴の補強: 欠けた部分を補修材で埋める際は、必ず耐水性の高いエポキシパテなどを使用し、水圧や土の重みで再び破損しないよう、厚めに補強します。
- 穴の確保: 修理材が底穴を塞いでしまわないよう注意し、修理後も確実に水が排出されるスペースが確保されているか確認してください。受け皿とのバランスも考慮し、高さを調整します。
3-4. デザイン性を意識した修復:おしゃれに修復する
修理の仕上がりは、植木鉢のデザインとインテリア性を左右します。
- 目立たせない修理: 陶器なら白いパテ、テラコッタなら同系色のセメント系補修材を選ぶなど、色を合わせて目立たないように修復します。室内の観葉植物カバーとして使う場合は、特に見た目が重要です。
- 見せる修理: 前述の金継ぎ風修復のように、割れ目をあえて金や銀、または鮮やかな色で装飾し、ヴィンテージ風やモダンなデザインとして楽しむ方法です。お気に入りの鉢を個性的なデザインとして蘇らせる、上級者向けの修復方法です。
4. プロに修理を依頼する:業者選びと価格の目安

自力での修理が難しい大型鉢や、ブランドのお気に入りの鉢、ヴィンテージ価値の高い鉢などは、プロの修復業者に依頼することを検討しましょう。プロに依頼すれば、高い強度と美しい仕上がりが期待できます。
4-1. 植木鉢の修理を依頼できる業者専門店の種類
| 業者種別 | 特徴 | 依頼に適した鉢 |
|---|---|---|
| 陶磁器修理・修復専門店 | 陶器や磁器の専門知識が豊富で、美術品レベルの修復技術を持ちます。金継ぎなどのデザイン修復にも対応。 | 陶器、磁器、ヴィンテージ、ブランド品、価格の高いもの |
| ガーデニング・植木鉢専門店 | 植物の生育環境に配慮した修理・補強が可能。大型プランターやテラコッタの実績が多い。 | テラコッタ、大型鉢、屋外で使用する鉢 |
| FRP/ファイバー修復業者 | ファイバーグラスやFRP製品の専門修理。軽量素材の亀裂や穴あき修復に優れ、屋外の耐候性も確保。 | ファイバーグラス、FRP製のポットやプランター |
| 様々な事例に対応している修復業者 | 幅広い素材に対応している修復業者があります。この記事の最後に紹介しています! | 素材を問わず、思い入れのある植木鉢 |
4-2. 業者選びで確認すべきポイント
プロに修理を依頼する際は、いくつかの重要な確認事項があります。
- 実績と得意な素材の確認: 依頼したい植木鉢の素材(陶器、テラコッタ、ファイバー、プラスチックなど)の修理実績が豊富か、ウェブサイトやSNSで確認しましょう。特に大型の台数修理の経験も重要です。
- 見積もり価格の明確化: 修理の価格が適正か、複数の業者から詳細な見積もりを取り比較してください。価格には、修理費用だけでなく、運送費、梱包費、そして修復後の塗装費用などが含まれているかを確認します。
- 仕上がりの希望の共有: 「割れ目がほとんど目立たない修復」を希望するのか「金継ぎ風デザインとして生かす修復」を希望するのかを明確に伝え、仕上がりのイメージを共有することが、期待通りの修復結果を得るために不可欠です。
- 保証期間の確認: 修理後の強度や剥がれに対して、一定の保証期間があるかを確認しましょう。屋外で使用する植木鉢は特に凍害や紫外線による再破損のリスクがあるため、保証があるか否かは重要な判断基準です。
- 運送方法と費用の確認: 大型の植木鉢は運送が困難です。業者が集荷・配送に対応しているか、または自分で持ち込みが必要か、そしてその価格を事前に確認しておく必要があります。
4-3. 修理費用の目安(価格帯)
植木鉢の修理価格は、素材、破損状況(ひび、欠け、全損)、鉢の台数、デザイン修復の有無によって大きく変動します。
| 破損状況と鉢のサイズ | 素材 | 修理価格の目安 |
|---|---|---|
| 小規模な欠け・ひび割れ | 陶器、テラコッタ | 5,000円~15,000円程度 |
| 一般的な割れ(2~3片の接合) | 陶器、テラコッタ | 10,000円~30,000円程度 |
| 大型鉢の割れ・全損に近い状態 | 陶器、FRPなど | 30,000円~(破損状況により大幅に変動) |
| 金継ぎ風修復・デザインを要する修理 | 陶器、ヴィンテージ | 15,000円~50,000円程度 |
上記は一般的な目安です。ブランド品や複雑なデザインの鉢、非常に大型の鉢は高額になる傾向があります。必ず正式な見積もりを取得してください。修理費用が買い替え価格を大きく上回らないか、検討することが大切です。
5. 植木鉢の素材の種類と特徴:破損と対策の予防

植木鉢の素材ごとの特性を理解することは、適切な修理方法を選ぶだけでなく、将来的な破損を未然に防ぐことにもつながります。
5-1. 陶器(セラミック)
- 特徴: 1200℃以上の高温で焼成され、吸水性が低く、重厚で安定感があります。釉薬(ゆうやく)により様々な色やデザインが楽しめます。室内の観葉植物カバーとしても人気です。
- 破損の原因: 釉薬と素地の膨張率の違いによるひび割れ(貫入)、落下などの強い衝撃。
- 予防: 寒冷地では、水分を多く吸い込むと凍害の原因になるため、屋外での冬越しを避けるか、軒下に入れるなどの対策が必要です。
5-2. テラコッタ
- 特徴: 低温で焼成された素焼きの陶器鉢です。通気性・排水性に極めて優れており、植物の根に優しい素材です。ガーデニングの定番として、屋外で広く使われます。
- 破損の原因: テラコッタの最大の問題は「凍害」です。多孔質なため水分を大量に吸収し、その水が凍結すると体積が膨張し、内部から植木鉢を破壊します。
- 予防: 冬期は水やりを極力控える。受け皿に水を溜めない。可能であれば室内や凍結しない場所に移動させる。
5-3. プラスチック
- 特徴: 軽量で安価、大型のものも扱いやすいです。水分の蒸発が少ないため、乾燥に弱い植物に適する。リサイクルプラスチックを利用したエコな製品も増えています。
- 破損の原因: 紫外線による劣化(光分解)で硬くなり脆化(ぜいか)し、割れやすくなります。
- 予防: 紫外線に強いPE(ポリエチレン)やFRP素材を選ぶ。直射日光を避け、適度にカバーで保護する。
5-4. ファイバーグラス・FRP
- 特徴: ガラス繊維と樹脂を組み合わせた素材で、軽量かつ高強度、耐久性・耐候性に非常に優れています。デザインの自由度が高く、おしゃれな大型プランターに多用されます。
- 破損の原因: 強い衝撃による亀裂や、経年による表面コーティングの剥がれ。
- 予防: 重いものを載せるなど過度な負荷を避ける。表面のコーティングが剥がれたら、早めに修復し、再塗装する。
5-5. その他(セメント、木材、金属)
- セメント: 重厚で安定。凍害や酸性の雨で表面が劣化し、欠けやすいです。予防策はテラコッタと同様、凍結対策が必要です。
- 木材プランター: 通気性は良いですが、腐食しやすい素材です。定期的に防腐塗料を塗り直すことで修理・交換の頻度を減らせます。
- 金属鉢: 軽量でおしゃれなデザインが多いですが、錆びやすいです。修理する際は、必ず防錆処理を行ってください。
6. まとめ:お気に入りの植木鉢を長く愛用するために
植木鉢の修理・修復は、単なる修理作業ではなく、大切な植物のカバーとしての機能と、ガーデンやベランダのインテリアとしてのデザインを回復させるための、愛着を込めた行為です。
この記事では、陶器、テラコッタ、プラスチック、ファイバーといった素材別の具体的な修理方法、修理を成功させるための「完全乾燥」や「耐水性」といった重要なポイント、そして自力修復が難しい場合のプロの専門店への依頼方法まで、植木鉢の修理に関する情報を網羅的に解説しました。
植木鉢修理はレストーレへ!
「レストーレ」は株式会社M&Iが運営する修復専門店です。2006年創業で東京都世田谷区のウルトラマン商店街に店舗を構えており、日本全国から多数のご依頼を頂戴しております。

レストーレでは単に修理の技術だけでなくお客様のお品への想いを受け止めて作業することを重視しています。近年ではTBS「back stage」や「冒険少年」、日本テレビの「news 「every」や「ヒルナンデス」でもその高い技術が紹介されました。
レストーレではそれぞれのお客様のご要望に適したサービスを提案しており、お品への保険やお品の安全な保管、配送時の梱包の工夫、お品物への保証などサービスの充実に力を入れています。
実際にレストーレで手がけた植木鉢の修理例


犬のデザイン植木鉢の修復例


素焼きの植木鉢の修復例






