
破損したトロフィー、諦める前に読んでほしい 修理方法
長年の努力と汗の結晶であるトロフィー。しかし、ふとした拍子に落としてしまったり、経年劣化でパーツが外れてしまったり…。見るも無残な姿になってしまったトロフィーを前に、「もう直せない」と諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
表彰された時の喜び、共に戦った仲間との思い出、努力を重ねた日々。トロフィーには、単なる物以上の価値が詰まっています。だからこそ、破損したからといって簡単に捨ててしまうのはもったいないことです。
この記事では、破損したトロフィーを諦める前に知っておきたい修理方法を、自分でできる修復方法からプロに依頼する際のポイントまで、徹底的に解説します。大切なトロフィーを再び輝かせるためのヒントがきっと見つかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
破損したトロフィーの種類と特徴
破損したトロフィーを修理する前に、まずはその種類と特徴を理解しておきましょう。トロフィーは、主に以下の3つの素材に分けられます。
ガラス・クリスタルトロフィーの破損
ガラスやクリスタル製のトロフィーは、透明感と美しい輝きが魅力です。しかし、衝撃に弱く、落とすとヒビが入ったり、割れてしまったりすることが多いのが特徴です。
・破損の主な原因: 落下による衝撃、硬いものとの接触、急激な温度変化
・よくある破損例: 台座との接着部分の剥がれ、角や表面の欠け、ヒビ、粉々に割れる
・修理の難易度: ヒビや欠けはプロでないと修復が難しい。完全に割れてしまった場合は、同じデザインでの再制作となることが多い。
金属製トロフィーの破損
金属製のトロフィーは、重厚感と耐久性が魅力です。しかし、長年飾っているとメッキが剥がれたり、変色したりすることがあります。また、土台とカップ部分が外れてしまうことも少なくありません。
・破損の主な原因: 経年劣化、錆、強い衝撃による凹みや変形
・よくある破損例: メッキの剥がれ、表面の変色、カップ部分の歪み、台座部分との接着剥がれ
・修理の難易度: メッキの再加工や研磨は専門的な技術が必要。凹みや歪みは修復できる場合とできない場合がある。
アクリル製トロフィーの破損
アクリル製のトロフィーは、軽くて扱いやすいのが特徴です。また、デザインの自由度が高く、個性的なトロフィーが多いのも魅力です。しかし、摩擦で表面に傷がつきやすく、強い衝撃で割れることもあります。
・破損の主な原因: 落下による衝撃、摩擦による表面の傷
・よくある破損例: 表面の擦り傷、角の欠け、ヒビ
・修理の難易度: 小さな傷であれば自分で研磨することも可能だが、深い傷やヒビはプロでないと修復が難しい。
自分でできるトロフィーの修復方法
「ちょっとした破損なら自分で直したい!」という方も多いでしょう。ここでは、比較的簡単に自分でできる修復方法をご紹介します。ただし、あくまで応急処置であり、完全な修復を保証するものではありません。大切なトロフィーをさらに破損させないためにも、無理のない範囲で行うことが重要です。
剥がれたパーツの再接着
台座とカップ部分、またはネームプレートが外れてしまった場合、市販の接着剤を使って再接着することが可能です。
・準備するもの:
接着剤: 接着する素材に合ったものを選ぶ。ガラスにはガラス用、金属には金属用、アクリルにはアクリル用など。
脱脂剤: パーツの接着面をきれいに拭き取る。アルコールやパーツクリーナーなどが使える。
マスキングテープ: 接着後にパーツがずれないように固定する。
・修復手順:
1.接着するパーツの接着面をきれいに拭き、油分や汚れをしっかり落とす。
2.接着剤を均一に薄く塗る。塗りすぎるとはみ出して見た目が悪くなるため注意。
3.パーツを元の位置に戻し、ずれないようにマスキングテープなどで固定する。
4.接着剤が完全に硬化するまで、取扱説明書に記載された時間放置する。
表面の小さな傷や汚れの除去
アクリルや金属の表面についた小さな傷や汚れは、研磨剤やクリーナーを使って目立たなくできる場合があります。
・準備するもの:
研磨剤: アクリル用研磨剤や金属磨き剤など。
柔らかい布: 研磨剤を塗布し、拭き取るためのもの。
・修復手順:
1.研磨剤を少量、柔らかい布に取る。
2.傷や汚れのある部分を、優しく円を描くように磨く。
3.磨いた後、きれいな布で研磨剤を拭き取る。
4.汚れが取れるまで、または傷が目立たなくなるまで繰り返す。
プロに依頼するメリットと業者選びのポイント
自分で修復するのが難しい破損や、大切なトロフィーを完璧な状態に戻したい場合は、プロの業者に依頼するのが一番確実です。
プロに依頼するメリット
・専門的な技術と設備: 業者には、個人では持ち得ない専門的な技術と設備があります。ガラスのヒビ割れの修復、金属のメッキ加工、アクリルやガラスの再研磨など、様々な破損に対応可能です。
・仕上がりの美しさ: 専門家が修復するため、自分でやるよりも格段に美しい仕上がりが期待できます。
・新たな加工や再制作も可能: 破損がひどい場合でも、同じデザインで新しく作り直したり、一部のパーツだけを交換したりすることも可能です。
修理業者の探し方と選び方
トロフィーの修理を依頼できる業者は、大きく分けて2つのタイプがあります。
・トロフィー・表彰用品の専門店: トロフィーを専門に扱っている業者は、様々な素材やデザインのトロフィーの修理に対応しています。メーカーやブランドによっては、同じパーツのストックがある場合もあるため、まずは問い合わせてみるのが良いでしょう。
・加工・修理の専門業者: ガラス修理の専門業者、金属加工の専門業者など、素材ごとに特化した業者も存在します。特にガラスやクリスタル製のトロフィーの修復は、ガラス修理の専門業者に相談するのも一つの手です。
依頼する際のチェックポイント
業者を選ぶ際には、以下の点を確認しておきましょう。
・修理実績: 過去にどのようなトロフィーを修理した実績があるか確認する。
・見積もり: 修理費用がどのくらいかかるのか、事前に見積もりを取る。
・納期: 修理にかかる期間を確認する。
・保証: 修理後の保証やアフターサービスがあるか確認する。
まとめ:大切なトロフィーを諦めないために
トロフィーは、あなたの努力と栄光の証です。破損してしまったからといって、すぐに諦める必要はありません。
この記事でご紹介した自分でできる簡単な修復方法や、プロに依頼する方法を参考に、大切な思い出を再び輝かせてください。
もし、ご自身での修復が難しそうだと感じたら、まずはトロフィー専門店や専門の修理業者に相談してみることをお勧めします。多くの業者が無料で相談や見積もりを受け付けていますので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
大切なトロフィーを修理し、再び輝きを取り戻した時の喜びは、きっと格別なものです。
トロフィー修理ならレストーレへ
「レストーレ」は株式会社M&Iが運営する修復専門店です。2006年創業で東京都世田谷区のウルトラマン商店街に店舗を構えており、日本全国から多数のご依頼を頂戴しております。
単に修理の技術だけでなくお客様のお品への想いを受け止めて作業することを重視しています。近年ではTBS「back stage」や「冒険少年」、日本テレビの「news every」や「ヒルナンデス」でもその高い技術が紹介されました。
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