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金継ぎと銀継ぎ、プラチナ継ぎの違いって?

見た目・費用・耐久性などを比較

割れた器を漆と金属粉で美しく復元する伝統技法「金継ぎ」。近年では金だけでなく、銀を用いた「銀継ぎ」や、白金を用いた「プラチナ継ぎ」も注目を集めています。「自分の器にはどの金属が合うのか」「費用や耐久性にどれくらい差があるのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、金継ぎ・銀継ぎ・プラチナ継ぎの基本的な特徴から、見た目・費用・耐久性の詳細な比較、それぞれのメリット・デメリットまで分かりやすく解説します。愛着のある器を長く大切に使い続けるための参考にしてください。


金継ぎ・銀継ぎ、プラチナ継ぎとは?

器の破損部分を漆で接着・埋め、仕上げの段階で金属粉を蒔いて装飾する修復技法です。下地処理や漆を塗る工程は基本的に同じですが、最終的に使用する「金属粉の種類」によって呼び名や仕上がりの印象が変わります。

金継ぎとは?

純金(あるいは純金に近い金粉)を使用して仕上げる、最もポピュラーな修復技法です。古くから日本の伝統技法として親しまれており、華やかさと高い品格を備えています。赤絵や染付、黒釉など、多様な陶磁器に映える万能さが特徴です。

銀継ぎとは?

純銀の粉を用いてシックかつ清涼感のある雰囲気に仕上げる技法です。金の華やかさに比べ、落ち着いた静かな佇まいを演出できます。特に青磁や白磁、現代的なデザインの器と相性が良く、男性にも人気が高い修復方法です。

プラチナ継ぎとは?

純プラチナ(白金)の粉を使用して仕上げる現代的な修復技法です。銀に似た白銀色の美しい輝きを持ちながら、貴金属ならではの品格を備えています。洋食器や洗練されたモダンな器にも馴染みやすく、近年人気急上昇中の技法です。


金継ぎと銀継ぎ、プラチナ継ぎの違いは?

項目金継ぎ銀継ぎプラチナ継ぎ
見た目華やか・温かみ・豪華渋い・シック・静寂感上品・明るい輝き・モダン
費用やや高額(金の相場依存)比較的リーズナブル高額(プラチナ相場依存)
変色(硫化)ほぼ起こらない経年変化で黒ずむ変色しない
電子レンジ使用不可使用不可使用不可

見た目

  • 金継ぎ:金色ならではの温かみと圧倒的な存在感があります。器の割れ目やひびが「美しき景色」として引き立ち、独特の華やかさを与えます。
  • 銀継ぎ:マットで静寂感のあるシルバーの光沢です。控えめで凛とした印象を与え、器全体のデザインを邪魔せずに馴染みます。
  • プラチナ継ぎ:銀よりも明るくクリアな白銀色に輝きます。洗練されたモダンな印象があり、北欧食器や現代作家の器にも見事に調和します。

費用

修復費用は「工房の作業工賃 + 使用する金属粉の材料代」で決まります。作業自体はどの金属でも同様の手間がかかるため、費用の差は純粋に金属の市場価格(地金相場)に比例します。

一般的には「銀継ぎ < 金継ぎ ≦ プラチナ継ぎ」の順で費用が高くなります。銀は非常にリーズナブルに修復できる一方、金やプラチナは材料費が高騰するため、修復箇所が広範囲になるほど費用も高くなります。

耐久性

漆自体の接着力や強度に差はありませんが、金属粉特有の「変色(酸化・硫化)」と「摩耗」に関する違いが存在します。

  • 銀の変色(経年変化):銀は空気中の硫黄分などに反応し、時間経過とともに黒ずむ(硫化する)性質があります。これを「味わい」として楽しむこともできますが、元の輝きを保つにはこまめなお手入れが必要です。
  • 金とプラチナの安定性:金およびプラチナは化学的に極めて安定しているため、時間が経っても変色することがほとんどありません。いつまでも施工直後の美しい輝きを維持できます。
  • 摩耗への強さ:プラチナは金や銀に比べて硬度が高いため、使用に伴う表面擦れや擦り傷に対して比較的強い傾向があります。

※なお、いずれの金属を用いた場合でも、金属粉が反応して火花が散るため電子レンジや食洗機は使用できません


本格的にDIY!自分で挑戦したい人には「金継ぎキット」がおすすめ

「プロに頼むのも良いけれど、自分の手で愛着のある器を直してみたい」という方には、自宅で手軽に始められる金継ぎキットを使ったDIYがおすすめです。

ご自身で修理をされる方へ金継ぎキットの紹介

最近では、初心者の方でも手軽に金継ぎに挑戦できるキットが販売されています。
キットには、必要な材料や道具が揃っているので、便利です。

【オススメの金継ぎキット】

初心者が扱いやすく、食器に使用しても安全な材料で構成されている以下のキットをご紹介します。
フードセーフ金継ぎキット (HOMEBODY)

主な特徴は、短時間で金継ぎが完了できるように合成樹脂を使う点にあるのですが、使用する合成樹脂はすべて食品衛生基準をクリアした材料を使用しているという点が他の金継ぎキットより優れていると言えます。初心者でも安心して食器に使用できます。扱いが簡単で、短期間での修復が可能です。作業動画も付属しており、初めての方におすすめです。

まずは小さなひび割れや欠けから、世界にひとつだけのオリジナル修復にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


自分に合った「継ぎ」の選び方

器の種類や用途、予算に合わせたおすすめの選び方をまとめました。

  • 伝統的な華やかさ・不変の美しさを求めるなら「金継ぎ」

    和食器全般、おめでたい席で使う器、親から譲り受けた大切な思い出の品など。
  • 費用を抑えたい・渋く落ち着いた佇まいが好きなら「銀継ぎ」

    普段使いの日常食器、黒・白・青系のシンプルな陶磁器、経年変化を楽しみたい場合。
  • 変色させたくない・洋食器や現代デザインに合わせるなら「プラチナ継ぎ」

    ブランド洋食器(ウェッジウッドやロイヤルコペンハーゲンなど)、シルバーの輝きを長く維持したい場合。

「レストーレ」では、高品質な漆と厳選された金属粉を使用した「金継ぎ」および「プラチナ継ぎ」の修復に対応しています。

熟練の職人がお客様の大切な器の状態や素材を見極め、一点ずつ丁寧に心を込めて復元いたします。

金継ぎとプラチナ継ぎの違いをチェック

金継ぎ・銀継ぎ・プラチナ継ぎは、それぞれ異なる魅力と特徴を持っています。華やかさと伝統的な品格を求めるなら「金継ぎ」、変色を防いでモダンな白銀色の輝きを長く保ちたいなら「プラチナ継ぎ」がおすすめです。

レストーレによる金継ぎとプラチナ継ぎの修復事例

▲【レストーレの修復実績】上:華やかな輝きが際立つ金継ぎ / 下:洗練されたモダンな仕上がりのプラチナ継ぎ

上の画像のように、金継ぎとプラチナ継ぎでは器の表情が大きく変わります。洋食器や現代的なデザインの器にはプラチナ継ぎ、伝統的な和食器には金継ぎなど、お好みの仕上がりイメージに合わせてお選びいただけます。

「この割れにはどちらが合うか相談したい」「まずは見積もりだけ取りたい」という方も、ぜひお気軽にレストーレへお問い合わせください。思い出の詰まった大切な器を、世界に一つだけの美しい姿へと蘇らせるお手伝いをいたします。

金継ぎ、プラチナ継ぎならレストーレへ!

「レストーレ」は株式会社M&Iが運営する修復専門店です。2006年創業で東京都世田谷区のウルトラマン商店街に店舗を構えており、日本全国から多数のご依頼を頂戴しております。


レストーレでは単に修理の技術だけでなくお客様のお品への想いを受け止めて作業することを重視しています。近年ではTBS「back stage」や「冒険少年」、日本テレビの「news 「every」や「ヒルナンデス」でもその高い技術が紹介されました。

レストーレではそれぞれのお客様のご要望に適したサービスを提案しており、お品への保険やお品の安全な保管、配送時の梱包の工夫、お品物への保証などサービスの充実に力を入れています。