陶器修理キットとは?使い方や選ぶ際のポイントなどを解説
お気に入りの皿やマグカップが割れてしまったとき、「捨てたくないけれど、どう直せばいいかわからない」と悩む方は多いでしょう。そんな時に便利なのが「陶器修理キット」です。最近ではDIYや修復作業への関心が高まり、初心者でも自宅で手軽に補修できるキットが数多く販売されています。
本記事では、陶器修理キットの基礎知識から、具体的な使い方、失敗しないための選び方のポイントまで詳しく解説します。割れた器を自分の手で蘇らせたい方は、ぜひ参考にしてください。
陶器修理キットとは?
陶器修理キットとは、陶磁器の割れ、欠け、ひび割れなどを自分自身で修復(DIY修復)するために必要な材料や道具が一式セットになったものです。
一般的には、破損箇所を接着するための専用接着剤や、欠けた部分を埋めるためのパテ、表面を整えるためのサンドペーパー(紙やすり)などが含まれています。最近では、日本の伝統的な修復技法である「金継ぎ」を現代風にアレンジし、手軽に体験できる「金継ぎキット」も人気を集めています。

修理できるケース
陶器修理キットで対応できる主な破損状況は以下の通りです。
- 割れ: 器が2〜3個の大きな破片に分かれてしまった状態。
- 欠け: 縁の部分が少しだけ削れてしまった、あるいは小さな破片を紛失してしまった状態。
- ひび: 完全に割れてはいないが、表面に亀裂が入っている状態。
※粉々に砕けてしまった場合や、複雑に何重にも割れている場合は、初心者向けのキットでは強度の確保が難しいため、専門業者への依頼を検討しましょう。

陶器修理キットの使い方・手順
製品によって細かな違いはありますが、一般的な陶器修理キットを用いた基本的な手順を解説します。
- 洗浄と脱脂: 破損箇所の汚れや油分をきれいに取り除きます。油分が残っていると接着剤が剥がれやすくなるため、アルコールなどで拭き取るのがコツです。
- 接着剤の塗布: 割れた断面に薄く均一に接着剤を塗ります。2液混合タイプの場合は、説明書に従って正確な比率で混ぜ合わせてください。
- 固定・圧着: 破片同士を正確に合わせ、ズレないようにマスキングテープなどで固定します。完全に硬化するまで、推奨される時間を守って放置します。
- パテによる補填(欠けている場合): 破片が足りない部分は、付属のパテを練り込んで埋めます。少し盛り上がる程度に詰めるのがポイントです。
- 研磨・仕上げ: 接着剤やパテが完全に固まったら、サンドペーパーで表面を滑らかに整えます。最後に、キットに含まれる着色剤やコーティング剤を塗布して完成です。
陶器修理キットを選ぶ際のポイント・注意点
市販のキットにはさまざまな種類があるため、以下のポイントをチェックして選びましょう。
食品衛生法に適合しているか
最も重要なポイントです。日常的に使用する皿、茶碗、マグカップなどを修理する場合、使用する接着剤やパテが「食品衛生法」をクリアしているかを確認してください。非適合の安価な工業用パテなどを使用すると、熱や酸によって化学物質が溶け出し、口に入る危険性があります。
「接着」か「金継ぎ」か
「修理跡を隠して元通りにしたい」のであれば、陶器の色に近い接着剤が含まれる補修キットを選びます。一方で、「修理跡を景色(デザイン)として楽しみたい」のであれば、金粉や漆(または代替樹脂)を使用する金継ぎキットがおすすめです。
初心者に優しいサポートがあるか
初めて修理に挑戦する場合、文字だけの説明書では工程が分かりにくいことがあります。動画解説へのQRコードが付いているものや、全ての道具(手袋、ヘラ、筆など)が揃っているオールインワンタイプのキットを選ぶと失敗が少なくなります。
おすすめの陶器修理キットを紹介
「自分では直せそうにない」「大切な思い出の品だから、安全かつ綺麗に直したい」という場合は、プロの修復師に依頼するのが一番です。
「レストーレ」は株式会社M&Iが運営する修復専門店です。2006年創業で東京都世田谷区のウルトラマン商店街に店舗を構えており、日本全国から多数のご依頼を頂戴しております。

レストーレでは単に修理の技術だけでなくお客様のお品への想いを受け止めて作業することを重視しています。近年ではTBS「back stage」や「冒険少年」、日本テレビの「news 「every」や「ヒルナンデス」でもその高い技術が紹介されました。
レストーレではそれぞれのお客様のご要望に適したサービスを提案しており、お品への保険やお品の安全な保管、配送時の梱包の工夫、お品物への保証などサービスの充実に力を入れています。
ご自身で修理をされる方へ金継ぎキットの紹介
最近では、初心者の方でも手軽に金継ぎに挑戦できるキットが販売されています。
キットには、必要な材料や道具が揃っているので、便利です。
【オススメの金継ぎキット】
初心者が扱いやすく、食器に使用しても安全な材料で構成されている以下のキットをご紹介します。
フードセーフ金継ぎキット (HOMEBODY)

主な特徴は、短時間で金継ぎが完了できるように合成樹脂を使う点にあるのですが、使用する合成樹脂はすべて食品衛生基準をクリアした材料を使用しているという点が他の金継ぎキットより優れていると言えます。初心者でも安心して食器に使用できます。扱いが簡単で、短期間での修復が可能です。作業動画も付属しており、初めての方におすすめです。
陶器修理キットを活用すれば、一度は諦めかけた大切な器を再び使うことができます。用途や自分のスキルに合ったキットを選び、ぜひ修復作業を楽しんでみてください。






